あなたはすっかりろくでなし

〜Slow Learner presents worthless live vol.5〜

 出演:OB'S 38 ヒゲーズ スローラーナー

 下北沢Club Que (2001.3.17)

そのときのチラシ

3月17日、土曜日。下北沢。小雨。 開場時間の10分前ぐらいに、着いたのだろうか。記憶は定かでない。 受付のO姐に、‘ビリーバーズ’Tシャツをもらう。 ライブ中のTシャツの密かな着用は、 「山本直樹現代史ゼミ」の末席を汚す証である。

客入れで、XTC(*1)の曲がかかっている。 椅子に座り、ビールをすする。しばし待つ。

OB'S。バンド名からして、しょっぱなからファンクかしらん、と思っていたが、 その実、とり・みきのバンドだった。 すこしおどろく。ギター二本に女声ヴォーカル。 沢田研二のカバーが良かった。あと、最後にやったベサメ・ムーチョ。

38。 沢田研二のカバーをした中では、いちばんろくでなしだったと思う。

ヒゲーズ。性別不明感が漂うバンドだった。 なんか山下毅雄(*2)っぽい感じ。 山下毅雄、ちゃんと聴いたことがないので、 あくまでもイメージだけど...(不勉強なり)。

余計な註

*1 たしか「Oranges&Lemons」('89作品)の中から曲がかかっていた。

*2 近年評価が目覚しい作・編曲家。TVドラマの音楽や映画の劇伴を多数担当。
著名な作品には「ルパン3世」「大岡越前」「7人の刑事」など。


pic 9時を少し回る頃、チューニングが始まる。

山本「こんばんは、スローラーナー改め、スロラナです」



pic 1曲目は、追放の歌(休みの国) グループの名前は知っていたが、はじめて聴いた。 サイケな感じだな〜、などと思いつつ、ぼんやり聴いていた。



pic 山本「えっと、次は何だっけ.........12月の雨の日」

2曲目は、12月の雨の日(はっぴいえんど) いわずと知れた大滝詠一の(!??)名曲だ。 ハードなサウンドに、山本直樹の力ずくでねじ伏せるような ボーカルが叫ぶ。うーん、ロックだな〜。 とにかく、切ない。



pic 3曲目は、曲が始まり8小節目ぐらいで、 どっかで聴いたことがある曲だな〜、と思った。 YMOの名作「BGM」に収録されている「CUE」の改作、 「僕の縄」だ。弾きまくるリードギター。ダメだー。 ここで、ほぼノックアウトされた。 (註:筆者は中学時代より、YMOファンのため)



pic 4曲目は、チャールズ・ミンガスのカバー。

5曲目の、ジュリーのカバーはやっぱり良い。 高音を力で叩きつけるヴォーカルのやるせないこと...。



pic 締めの1曲は「機関車」だった。小坂忠の名曲を 山本直樹が唄う。何も考えられず、舞台を見つめていた。 アンコールは無く、あっけなく9時半過ぎには、終演した。



◇◇◇

その後、朝まで、打ち上げ。 山本先生に「ニール・ヤング、お好きですか?」とたずねたら。 「うん」とのご返事。

山本「スロラナはニール・ヤングのコピー・バンドとして結成したんだよ」

今後のスロラナから目が離せないぞ!要注目!!

おわり

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スロラナ セットリスト

  1. 追放の歌 (休みの国)
  2. 12月の雨の日 (はっぴいえんど)
  3. 僕の縄  (CUE/Y.M.O)
  4. Goodbye Pork Pie Hat (Charles Mingus)
  5. 許されない愛 (沢田研二)
  6. 機関車 (小坂忠)

オリジナル楽曲紹介

休みの国【Yasumi no kuni】
情念の日本語ロックバンド、ジャックスの
ローディーだった高橋照幸のソロ・ユニット。
バッキングを後期ジャックスのメンバーが担当。
「追放の歌」はバンドと同名アルバムのラスト8曲目を飾る。
参考ページ:http://www.tci.ne.jp/k/kazuya/JP-%82%E2.html

はっぴいえんど【Happy End】
メンバー:細野晴臣(b,vo),大瀧詠一(vo,g),松本隆(ds),鈴木茂(g.)
洒脱に熱い日本語ロックバンド。
「12月の雨の日」(作詞:松本隆 作曲:大滝詠一)は、
はっぴいえんどのデビュー・シングルであり、
ファーストアルバム「はっぴいえんど」でも聴ける。
鈴木茂のギターリフに耳を傾けよ!
参考ページ:http://mediamax.sumiya.co.jp/

YMO【Yellow Magic Orchestra】
メンバー:細野晴臣(key,b),高橋幸宏(ds,vo),坂本龍一(key)
‘テクノポップ’というコンセプトを明確に打ちたてた
エレクトロニック・サウンドを展開した
2ndアルバム「Solid State Survivor」は
レコード会社の巧妙な販売戦略も功を奏し、日本国内で大ヒット。
名曲「ライディーン」が収録されているのがこのアルバム。
翌年3rdアルバム「BGM」('81)は、大ヒットした前作に対するアイロニーとして提示される。
同アルバム収録の「CUE」(作詞:高橋幸宏、細野晴臣、ピーター・バラカン 作曲:細野晴臣、高橋幸宏)は
シングルカットされた、快楽的なリズムのポップ・チューン。
参考ページ:http://page.freett.com/yellowmagic/index.htm

チャールズ・ミンガス【Charles Mingus】
ジャズ・ベーシスト、作曲家。
「Goodbye Pork Pie Hat 」は'97年に発表された同名アルバムからの1曲。
参考ページ:http://www.mingusmingusmingus.com/

沢田研二【Sawada Kenji】
ジュリー。タイガース、PYGを経て、ソロ。
最近はNHKの朝の連続テレビ小説「オードリー」に出演。
「許されない愛」はアルバム「JULIE2」('71)に収録、
翌'72年シングルカット。
参考ページ:http://village.infoweb.ne.jp/~ys/julie-p/

小坂忠【Kosaka Chu】
「機関車」はゴスペル調の名曲。
原曲は吉田美奈子とのダブルボーカルがぞくぞくきます。宇多田ヒカルも聴いたかな!?
同曲収録のアルバム「ほうろう」('72)は、じんとくる必聴の一枚。
参考ページ:http://www.chu-kosaka.com/(小坂忠)
http://www.nsknet.or.jp/~millreef/HOME/minako/minako.menu.html(吉田美奈子)


一部敬称略

(c)山本直樹現代史ゼミ

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